461 :鬼女の秘密 2020/01/12(日) 21:50:10 ID:2V.wr.L7
中学の時に母親がタヒんで、5つ年下の弟の世話をしながら家事を覚え
結婚するまでずっと父と弟と3人で暮らしてきた。
父はフリーランスで働いていたが、結構稼いでいたし
父の実家はそこそこの資産家で、父には不労所得もあった。
そこそこ大きい家だから掃除が大変だろう、
家政婦を雇ったらどうかと言ってくる親戚もいたけど
私は家事は嫌いではなかったし、弟も少しずつ手伝ってくれるようになってたし
特に必要性.を感じたことはなかった。
毎年年末だけは業者さんに大掃除を頼んでたけど。
父が自宅で仕事してたことが多分大きいんだろうと思うけど、
そんなわけで父子家庭とは言っても何ら問題のない幸せな家庭だったと思っている。
私は26のときに結婚して実家の近くのマンションに住み、弟は県外の大学に進学。
そして弟は大学を卒業後地元に戻ってきたが、同じように地元(遠方の土地)に戻った彼女と
遠距離恋愛を続けていた。
で、結婚話になった時に、まず先方のご両親に挨拶に行ったそうだ。
そうしたところ、大反対にあったと落ち込んで帰ってきた。
反対理由は片親であること。
そんな小さい頃に母親が亡くなったのに、再婚もしてないってことは
望まれることが無かった=貧乏な家庭、と言う謎の理由だったそうだ。
貧乏だと思ったことは一度もなく、お金に不自由したこともなかった、
家族仲もとても良かったし、と反論したらしいけど
「片親はみんなそういう」と笑われたんだって。
父の仕事についても説明したそうだが、フリーの仕事なんてロクなもんじゃないと。
「で、彼女はどうだったの?」って聞いたら、「ずっと黙ってた」って言うから
「私だったら別れる。結婚しても親の言いなりになる子は男も女もダメよ」って言った。
弟も帰り道、別れた方がいいんじゃないかと思ったけど、
まだ好きだって気持ちもあって迷ってたようだ。
でも決心付いたって言って、すぐに彼女に電話して別れることを告げた。
彼女は納得していないといいながら、かと言って親を説得する気もないようで
遠距離だったこともあって結局そのままお別れだった。
弟の方から別れを言い出したとは言え、しばらくはかなり落ち込んでいた。