906 :鬼女の秘密 2017/10/12(木) 14:29:09 ID:raw
高校の時のクラスメイトの話
見た目は優等生でイケメンスポーツマンなんだけど中身がサイコパスの虚言癖
私はバカでとろいのに、昔から記憶力だけすごくよかった
多分私が単純バカだから扱いやすくて好かれてたんだけど
いつの日からか彼の話に矛盾が多すぎることに気づいた
本人も覚えていないような些細なことが、私にとっては昨日のことのように思い出せてしまう
嘘自体は本当に小さいことで、家の車のブランドだとか兄弟の学校とかなんだけど
本当にいつも連れ回されていたので、この人はなんだかいつも違うことを言うなぁとぼんやり思っていた

毎日一緒に帰ってたんだけどある日「ねえ、前違うこと言ってたきがする。今日の話とどっちが本当?」と聞いてしまった
その瞬間みるみる顔が青ざめ、「違う!違う!ごめん!!」と急にうろたえて謝ってきた
私も何が何だかわからず「どういうこと?何が違うの?」と聞いてしまった
その瞬間うるせぇ!!!と急に本気で怒られ肩を掴まれ揺さぶられ、今日のことは誰にもいうなよと脅された
高校生とはいえ異性.の本気の怒号にびっくりして、怖くて走って逃げ帰った

次の日から私、クラスで総スカン
なんで?と思うけど 誰も相手にしてくれない
そしたらクラスで親が893とか魔薬やってるとか言われて割と浮いてたハーフの女の子(ダレノガレに似てるから以下ノガレ)がいたんだけど
その子が休み時間に近づいてきて
「余計なお世話かもしれないけど、例の男子があんたの悪口散々言ってたよ。でもあたしは絶対ぜんぶ嘘だと思う」みたいなこと言われた
どうしてそんなこと言うんだ?と本人に聞こうにも電話もメールもブロックされていた

だんだんノガレと一緒に帰ったりご飯を食べる仲になったのだが
ノガレ実際はクソ真面目で医学部目指してた
家も行ったけど893どころかお嬢様で、単に嘘の噂で浮いてたことが判明
ノガレ曰く、入学当初から興味ないのに例の男がしつこく言い寄ってきて
はっきり断ったら次の日からクラスでハブられてたらしい
その時復讐するんじゃなくて別の方法で絶対見返してやると思って勉強始めたそうな
例の男に嫌われると先生にも嫌われるから学校の推薦は諦めたこと、でも一般受験は学校の評価全く関係ないからそっちで頑張ろうと思ったことを伝えられた
この人カコイイ!と思い私も影響されて良い大学に入ろうと決意
その後の学校生活は新しい友達はできなかったけどノガレのおかげでめちゃくちゃ楽しかったし
まぁそんなこともあったよねって感じだった