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    再会

    992 :鬼女の秘密 2014/02/01(土) 18:52:08
    そうか、埋めついでに書き逃げしよう

    中央線の某駅の改札を出て、さあ家に帰ろうかという時、
    見知らぬ小柄な女の子が「おーそーいー!」と急に腕にしがみついてきた。
    急な事で混乱してしまい、お〇ぱい当たってるとか人違いで癡漢容疑者とか考えていると
    「もー、ナンパが寄ってきて大変だったんだから!」彼女の後ろにはコテコテのB系野郎。
    彼女はそのBボーイ(歳がバレる)に「という訳でごめんなさい」と頭を下げ
    ほら、行こ行こ!と私の腕を引っ張った。Bボーイは舌打ちして帰ってった。

    取りあえず調子をあわせ、そのまましばらく歩いていると、突然
    「うああああああこここわかったんですうううううごめんなさいいいい」と
    彼女は急に泣き出した。しばらく何を喋っているか分からなかったが
    とにかくガードレールに座るよう促し、そこにあった自販で買ったココアを渡した。
    しばらくして落ち着いた彼女が話すには、
    なんでも駅を通り抜けしようとした時に件のBボーイに言い寄られ、
    そいつを躱すためについ彼氏と待ち合わせだと嘘をついてしまったものの、
    「嘘でしょ?嘘だったら罰として今日付き合ってもらうからね」と凄まれて困窮、
    たまたま改札から出てきた私を架空の彼氏としてでっち上げて逃亡成功、という事らしい。
    というかすっげーよく喋る子。聞いてもいないのにずーっと喋ってる。
    彼女は「見ず知らずにも関わらず家まで送っていただいてありがとうございます」
    と頭を下げ、目の前のマンションに入って行った。こ、ここが家だったのか。
    というか私はこの時点でほぼ一言も喋っていない。

    117 :鬼女の秘密 2011/11/10(木) 11:50:42 ID:/acAZ0xc
    自分は40男です。20代前半のころに出会った放置娘のことでも(かなり長くなります。脚色あり。
    20年近く前のバブル末期、某地方都市の郊外に職場を借りて、自分は週末から週明けまで、
    そこで寝泊まりしながら、在庫の管理や配送の手配などをやっていた。
    仕事はとても暇で、なにもないときはテレビ見たり本を読んだりして過ごし、
    それでいて給料もよく、実に快適な短期出張だった。
    職場の大家さんが隣に住んでて、そのお孫さん(年長~小3)たちとも仲良くなったりして、
    いちおう目の届く範囲でお孫さんらと外遊びしたりした。
    すると次第に、お孫さんが友だちを連れてくるように。地方都市とはいえ田舎の郊外で、周囲は古くからの住人ばかり。
    今だとありえないが、子どもと遊んでくれる優しいお兄さんみたいな存在だったかと。
    子どもたちもスレのテンプレ子と違い、躾けもきっちりされてるお利口さんばかり。
    でも友だちが友だちを呼び寄せるようになると、もはや扱いきれないので、定員を決めたりもした。
    自分はもともと子ども好きで、男児相手にはサッカーしたり、女の子には手品みせたり、みんなで隠れんぼしたりと、
    暇つぶしにはもってこいだった。
    そんな中、ある女の子Sちゃんが、新しい友だちを連れてきた。「Mちゃん」(小3女)。本編の主人公です。
    (つづく)

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