833 :鬼女の秘密 2019/11/01(金) 16:03:20 ID:C3.cb.L3
同級生の男子が小学4年生くらいから、たまに女物の服を着るようになった。さすがにスカートとかは履かなかったがズボンも服もフリルやラインストーン、リボンがついていて可愛らしいデザイン。
彼は坊主頭で外遊びや野球やイタズラが大好きなやんちゃな男の子だから初めの頃はみんなびっくりした。

女の服は毎日じゃなかったし、そういう格好の日は当時流行っていたオネエタレントのモノマネでふざけていたからネタでやっていると思っていた。
しかし、その格好の日は絶対に外遊びとか汚れることをしなかった。どうしてもやらなければならない時は体操服に着替えてやっていた。

数年後分かったことだが、彼には妹がいて妹はいつも下着と水着以外靴下も靴も鞄もお兄ちゃんのお下がりで女物の服が全くなかったらしい。入学式もお兄ちゃんのおさがりのスーツだった。
(私の妹が彼の妹と仲良いので知った)

妹に「私も可愛い服ほしい!」
「学校でからかわれる」と言われて親に「俺の服いらないから新しい服を買ってあげて」と頼んだら「おさがりがいっぱいあるのにもったいない」と断られたそう。

そこで妹が可愛い服を着れるようにふざけているフリをして女物の服を着ていたらしい。
よく女物の服を買ってもらえたなと思ったが、意地悪とかでなく「下の子は上の子の服を着るもの」だとナチュラルに考えていたのでどんなに奇抜な服でも買ってもらえたという。
まあ、妹ちゃんは3歳違いなので女物のお下がりを着るには3年近くかかったが。

小6の修学旅行で訪れた水族館で自分のほしいものを我慢してまで可愛いイルカのヘアピンを買ってあげていて、それが妹ちゃんの初めての髪飾りだったらしく、いつもそれをつけていたのも見た。
今も大事にしているらしい。

良いお兄ちゃんだが親が毒親過ぎないか。