675 :鬼女の秘密 2019/12/01(日) 11:04:06 ID:Ry.yd.L4
私の兄は子供の頃からすごい癇癪持ちで、内弁慶の乱㬥者だった。
他人に対しては借りて来た猫のようにおとなしいが家では暴君。
三つ下の妹である私は文字通りのサンドバッグで「ムカついたら毆る袋」扱いだった。
中学生になったら癇癪は起こさなくなったけど24時間つねにイライラしてて、やっぱり私が毆られた。
親は兄の暴カを恐れて「刺激しないで」と言うだけ。私と母は毆られ蹴られ、父は見て見ぬふり。
そんなんだから早く家を出たくて、大学は飛行機の距離の県に進学した。
親は「お兄ちゃんをイライラさせる妹がいない方が落ち着くだろう」と思って進学に大賛成。
でも蓋をあけてみたらサンドバッグを失った兄の暴カは親へ向いた。
体格で逆転された父も暴カの対象になったらしい。
「帰ってこい!!」とひっきりなしに連絡があったが、伯父(父の長兄)が味方してくれて学費はことなきを得た。
ただし生活費の仕送りは止められたのでバイト漬けの日々を送りつつ、大学近くで就職。
それから一度も帰ってないが、携帯だけは繋がるようにしてた。
すぐ留守電に繋がる設定だけど、どっかにガス抜き場所があった方がいいとアドバイスされたので。
先日親から留守電が入ってて「お兄ちゃんは障碍者だった!」という内容。
何の仕事も全然長続きしないから病院に行ったら発達障碍ど真ん中だと診断されたそうな。
「だからお兄ちゃんのせいじゃなかった!全部障碍のせい!障碍ある可哀想なお兄ちゃんを家族で支えよう、帰ってくるよな?」だって。
やーだよ。もちろん無視します。