429 :鬼女の秘密 2014/11/21(金) 09:49:44 ID:866nN3n27
私 高校生 15~18歳
A太 高校生15~18歳
B子 高校生15~18歳
全員同じ高校

私は高校受験では前期合格しており、前期合格者のみで構成される特進クラスに所属していた。A太、B子も同じ。
とくにA太はトップで合格していた為、入学式のときに新入生代表もつとめている。
入学当初は出席番号順で席が配置されており、A太は私のすぐ前でB子はA太の左横だった。
私の左横はこの先ずっと親友となる子だが、この話にはあまり関係ないので割愛。
私はフィリピンのハーフで若干濃いめの顔だった。加えて天然パーマだったのでA太にダブルフィンガーと呼ばれ始めた。
ダブルフィンガーが何かわからず「別に指はダブルじゃないから」と言い返してしまい笑われた。
B子はどうやらA太が好きなようだった。A太におちょくられる?構われる私が大層気に入らなかったようで物凄く陰口を叩かれ面倒で面倒で仕方がなかった。
B子が何を言おうが私は友人を着々と増やしていった為、別になんとも思ってなかった。
A太にはB子がうるさいから構うなと伝えた。
430 :鬼女の秘密 2014/11/21(金) 09:57:42 ID:866nN3n27
しかしその日からA太がレベルアップ。私の水筒を勝手に飲んだり弁当のオカズを横からかっさらったりするようになった。鬱陶しさに拍車がかかり始めた。
私はその度に応戦をしていたが、それが周りから「仲がいいねぇ、付き合っちゃいなよ」と煽られる始末。
私はA太が心底嫌いだったのでいちいち応戦するのを止めて無視作戦に変更。
同時進行でB子からの嫌がらせもグレードアップ。A太がB子をフッたのも理由に暴走が止まらない。
担任は ああ、青春だねえと頓珍漢な事を言うし当てにならない。

ある日A太がまたもや私の水筒を勝手に飲み(わざわざ鞄の奥にタオルで包んでしまってあったのを取り出した)
「ダブルフィンガーの麦茶うめぇ!」と叫んだところで私はキレた。
431 :鬼女の秘密 2014/11/21(金) 10:07:49 ID:866nN3n27
「てめぇマジでタヒねや糞カス!」とA太に怒鳴りつけた後、B子に向かって「お前もA太に相手にされないからってガキみたいな事やってんなや。A太の今までの行動見てきたか?小学校そのものじゃん。周りをよーく見てみろ。A太なんかよりもいい男いっぱいいるから。」
B子はポカーンとしたあと、ぼそっとごめんと謝ってきた。
A太はただただ固まってた。

高校卒業式の日、A太に告白された。
もうその頃にはA太はかなり落ち着いていたがその時はフッた。
ダブルフィンガーの件は一生忘れないからなと言ってやった気がする。
その後、大学に進学しても幾度となく迫られ二年前にとうとう私が折れた。
来春結婚する。A太はあの時の事が嘘のように落ち着いた優しい人になった。
432 :鬼女の秘密 2014/11/21(金) 10:16:10 ID:PnLTm5jxs
お…おめでとうw。
結局ダブルフィンガーって何の事だったんだろう。
433 :鬼女の秘密 2014/11/21(金) 10:49:07 ID:4k0uBU6wP
>>432
漫画のワンピースにダブルフィンガーって名前の
パーマの女性.キャラがいるからそれじゃないかな?
434 :鬼女の秘密 2014/11/21(金) 11:21:25 ID:QR5O8Vb3S
>>431
まさかの展開に衝撃w
A太の一途な愛が実ったのねー
何度断られても迫り続ける根性.がスゴいわ
一歩間違えたらス㋣ーカーだけど
引用元:https://www.logsoku.com/r/open2ch.net/kankon/1414581058/