233 :鬼女の秘密 2019/11/21(木) 20:55:24 ID:izC
付き合い初めて一年ぐらいになる彼とのドライブデートが、
予報が外れた雨で台無しになった時に、何処に行こうか?って相談してたら
「うちに来いよ。親に紹介したい」って言われた。
全く心構えが出来てなかったから、それはまたの機会に~って断ったんだけど
「でも俺、結婚考えてるからさ」って無理矢理連れて行かれた。
玄関に入ったらお母さんが出てきて
彼実家行きが決まってから到着まで電話もメールもしてた様子がないのに
「雨の中を来てくれてありがとうねぇ」とか言われて
予定通りのような態度で迎えられたのが軽い不信感の始まりだった。
「まずはお祖父ちゃんとお祖母ちゃんに挨拶してね」って仏間に連れて行かれて
仏壇の前に座るように勧められて、お母さんは台所に消えた。
ものすごく戸惑って「え?え?彼君ちって何処の宗派?」って聞いたら「知らね」って言われて
私も全く詳しくなくて、自分ちのやり方しか分からないんだけど
確かお線香を折って寝かせるのと1本ドーンと立てるのがあったハズだけどなぁ・・・って。
そうだ、香炉を見れば・・・と思ったら、きれいに均されててヒントがないorz
お仏壇を見て宗派の判断なんて私には出来ないし、どうしようってパニクって
今思えばお母さんが来てから、教えてもらいながらすれば良かったんだけど
もう覚悟を決めて自分ちのやり方で手を合わせた。
ちなみにうちはお線香をふたつに折って寝かせる。(真宗大谷派)
そしたらお茶を持って戻ってきたお母さんが「あらっ!」って一瞬にして眉間に皺。
「うちは浄土宗だから折らないで頂戴ね」って言われたんだ。
それだけでもショックなのに、彼が「だよな。俺もそう思ったんだけど」って言ったんだよね。
その後、3人で当たり障りのない話をして30分ぐらいで
私の方から「そろそろ・・・駅まで送ってくれる?」って彼に言った。
彼は家まで送るって言ったけど断って最寄りの駅までにしてもらった。
彼は私がお線香の件で怒ってると思ってるらしくて
「機嫌なおせよー」って盛んに言ってたけど、私は怒ってたんじゃなくて彼に冷めてた。
数日後に別れ話をしたんだけど、最後まで彼は「それぐらいのことで?」って感じだった。
大事な時に庇ってくれない人、盾になってくれない人と結婚なんかできないよ。